みなさん、こんにちは。稼プロ!柴田(23期)です。
私はある会社でチーフ・コンプライアンス・オフィサーを務めています。
大切な従業員を守る、という観点で労働安全も守備範囲です。
日本全体の2023年の労災事故死亡者数は755人で過去最少を記録しました。一方で、休業4日以上の死傷者数は約13.5万人と2020年以降増加傾向にあります。
原因は、少子高齢化による就労者の高齢化と外国人労働者の増加と言われています。高齢者はどうしても身体機能が低下しますし、外国人は指導・教育を含むコミュニケーションの難しさがあります。
安全への取り組みに魔法の杖はなく、現場が一つひとつの事故やヒヤリハット事例に真摯に向きあい、原因を追究して改善する地道な活動の積み重ねが求められます。
事故の原因究明では、トヨタの「なぜなぜ分析」が有名です。何故を5回繰り返して真因にたどり着くことを目指す素晴らしいものですが、使う側にも高度なレベルが求められます。
実際にやってみるとわかりますが5回はなかなか続かないものです。5回に拘りすぎて、最後は「会社の組織設計や人事制度、企業風土に問題があった」などという具体性に欠けた結論になり、却って再発防止の取り組みが遅れてしまったという話も耳にしたことがあります。
先日、中央労働災害防止協会が主催する労働安全セミナーを受講した際に、別のフレームワークを教わりましたのでシェアします。人、設備、作業、管理の4つの視点から事故の原因を探るというものです。
例を挙げてご説明します。
1.人間的要因
事故当時被災者の体調に問題はなかったか?
高齢等で身体機能の低下はなかったか?
2.設備的要因
作業で使用した機械・道具類に故障はなかったか?
安全停止装置等、ヒューマンエラー対策が装備されていたか?
3.作業的要因
日常的に行う通常作業だったのか?
作業が複雑等、作業内容そのものに問題がなかったか?
4.管理的要因
教育・訓練の不足
規程・マニュアル等の不備・不徹底
この4つの視点は、労災事故以外の原因究明にも応用できそうなフレームワークだと思いましたのでご紹介しました。ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
柴田純一
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