稼げる!プロコン育成塾

東京都中小企業診断士協会 中央支部認定のマスターコースです。基礎スキルと人となりに重点をおき、診断士に必要なことを しっかり学べるカリキュラムとなっています。

将棋盤は狭いが、将棋は大きい

22期の藤川豊です。

最近「選択と集中」や「差別化と集中」というテーマについて考えることが増えていました。そんな折、たまたま手に取ったのが、羽生善治さんの著書『捨てる力』です。

その中で印象に残った言葉があります。選択と集中という文脈とは少し違うかもしれませんが、羽生九段は「将棋盤は狭いが、将棋は大きい」と語っていました。さらに「将棋は大海原のようで、人間の小ささを感じる」とも述べています。

「変化が激しい将棋の世界の中で、環境や状況に合わせて自らも変わらなければならない」。その意思を持ちながら勝利を追求する姿勢は、経営にも通じるものがありそうだ、と思いました。

そして、中小企業診断士の取り組みも同じではないか、とも感じました。経営相談や経営計画策定、課題解決の支援は目の前の盤面に見えるかもしれません。しかしその先には、経営者の人生や社員の働きがい、地域経済、さらには社会課題の解決へとつながっていく広がりがあるのではないでしょうか。

例えば、

・DX支援が社員の働き方改革につながる                      

・財務改善の提案が企業の未来戦略を描くきっかけになる

・事業承継の計画が地域の雇用や伝統産業の維持につながる

診断士は、一見、特定の課題解決だと思われるテーマから、大きな経営の広がりを示せる存在なのではないかというのは、言い過ぎでしょうか。

「盤面の狭さ」にとらわれず、その奥にある「大きさ」に挑んでいく。

羽生さんの言葉は、診断士としてのあり方や心構えにも通じているのではないかと思うのです。